2016年12月23日、開店しました!
更新が遅れに遅れてしまいましたが、ついに、ついに、ついに、
「サンロクカフェ」が12月23日のランチタイムよりデビューしました!
ちょうど、その一ヶ月前の11月23日に我々家族は住み慣れた松本を後にし、新天地となる茅野の上原山に引越して来ました。
そこから開店に向け、まさに怒濤の日々を過ごしてきました。
引っ越したとは言え、当時は店舗も住居も完成には至っておらず、まだ大工さんが「とんかんとんかん」やっている最中なのでありました。
ですから、最初の一週目はまだ新居に寝泊まりする事もかなわず、現地から車でおよそ15分の実家に厄介になりながらの準備作業です。
通常、「開店準備」といいますと、備品を揃え、試作を重ねながらメニューを作り、保健所の営業許可をもらい、といったあれやこれやを指すのでしょうが、我々の場合、「店舗となる建物を(一部)手作業で作る」ところから含まれていました。
と言いますのは、今回建物を新築するにあたり、内装工事代を浮かすため「床やら内壁やらの仕上げは自分たちでやります!」と工務店さんに宣言してしまったからなのです。
床にステインを塗り(9割がた奥さんがやりました。拍手!)、構造材むき出しの荒っぽい内壁全面(!)をサンダーで滑らかにし 、ペンキでうす塗りし、一部を珪藻土で仕上げるという、文章にすればたったの一行や二行で済みますが、実際やるとなると気の遠くなるような手間のかかる作業を、素人である我々夫婦だけでやり遂げました。(もう一度拍手!)
しかも、住宅部分とあわせ40坪強になる建物の「それ」をです。
10月以降、大工さんや職人さんの仕事の合間を縫ってやり続け、しまいには親しくなった大工さんに「もううんざりです。。。」と愚痴をこぼしながら。
そうやって建物を形にして行く一方で、看板を作り(こちらはまた別の面白いストーリーがありますが、ここでは割愛)、駐車場に撒くウッドチップを近在の業者さんに手配したりしながら、上記の「一般的な開店準備」をこなしていったのでした。
そうやって、ようやく迎える事の出来たオープン。
感慨ひとしお、なのであります。
お店は八ケ岳の中腹、「上原山」に位置します。
木の香りのする、こじんまりとしたカフェです。
「エコーライン」という幹線道路より車で数分奥に上がったところにあります。
400度以上になる高温の石窯で焼くピザが自慢です。(生地は天然酵母で24時間以上かけてゆっくりゆっくり発酵させ、さらに冷蔵庫の中で数日間寝かせます。)
種類はまだまだ少ないですが、スイーツもひとつひとつ丁寧に仕込んでいます。
4人がゆったりと座れる大きめのテーブル席が3つあります。
2人掛けのやや小ぶりのテーブル席が1つあります。
そしてそして、お酒やコーヒーがゆっくり楽しめるカウンター席があります。
カウンター正面にしつらえたスピーカーが心地よくお客様の耳を楽しませます。
我々夫婦がまだまだ不慣れなのと、もろもろ態勢が整わないので、しばらくはランチから夕方までの営業とさせて頂きますが、近い将来、夜の営業も開始したいと思います。
「バル」もしくは「バー」使い出来るお店を目指しています。
ランチにお越し頂いたお客様の中でも「お酒好き」に分類される種族の皆様は、バックカウンターに並び始めた銘酒のボトル達を目ざとく眺め、早くも生唾をごっくんしているようです。
われわれ夫婦もわくわくしています。
乞うご期待。